SPICEUP

大阪府豊中市で、スパイスを使ったおもてなし料理の教室をしています。料理、食器、テーブルコーディネートの事を綴っています。

Indian lunch in the library

行きつけの図書館って言うのもおかしいけど、自宅から車で10分ほどの場所にある、小野原図書館は気に入っている場所。こじんまりとした図書館なのですが、借りた本を日当りの良いテラスで読めたり、子どもが遊ぶかわいいプレイスペースがあったりと、リラックスしながら本を手に取り、読書が出来る素敵な場所です。

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この図書館を私が気に入っている、もう一つの理由は、図書スペースの隣にあるちょっと変った素敵なカフェです。図書館内にあるカフェ、COMCAFE では地元の外国人の方達が日替わりでシェフになり、各国の家庭料理をランチとして提供しています。今日は、ベトナム料理で明日はロシア料理。土曜日はドイツ料理、ってな具合で。

レストランで食べるフォーマルな料理ではなく、その国の人達が実際に家庭で食べているスーパーローカルな料理を堪能する事が出来るのもまた楽し。

そしてやたらとシェフとの距離が近い、このカフェ。これは何??って聞いてみたら、それはさあ〜っ、て感じで作り方や蘊蓄を披露してくれます。結構良いネタの仕入れ先になってるかも。笑

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この日は、友人がボランティアとしてキッチンに入ると言うので、冷やかしに、、いや、応援に行って来ました。

地元在住の北インド出身の方がこの日のメインシェフ。ほうれん草と卵のカレー、チキンとトマトのカレー、パパド(塩っからいおせんべいみたいなの)、プラーオ(インド式ピラフ)。写真には乗ってないけどジェレビーっていう、かりんとうの砂糖漬けがデザートについて来ました。どれもとっても美味しかったですよ。

プラーオってのは、スパイスや野菜、肉で米を香り高く炊き上げたインド、中近東が発祥のお米料理。これはフランスに渡ってピラフになったようです。

一説によると、プラーオはイスラム教徒の進行によってスペインに伝えられて、パエリアとして地元の人に愛されるようになり、さらにスペインからの移民がアメリカにパエリアを伝え、それがジャンバラヤになりました。

人が動くと料理も一緒に動き、優れた料理や調理法は土地に根付き、アレンジを加えられながらも、長く土地の人に愛される料理として人から人へと引き継がれて行く。なかなか、興味深いなって思いながら、ガツガツとカレー定食(850円、お得!)を完食しました。

この後は、コーヒーを飲みに図書館から徒歩2分の "il gusto"に移動。イタリア人のオーナーが現地から買い付けた食器や、イタリア食材、ワインの買い物も結構楽しいです。

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http://www.ilgusto.jp

この子どもの落書きがそのまま出て来たようなお皿が面白くて気になっています。ちょっと欲しい。いやかなり欲しい。

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ちなみに・・

行ってみたい図書館は佐賀県の温泉で有名な武雄市にある、武雄図書館。

STARBUCKS COFFEE が施設内に入り、書籍の販売も行っている、って話題になったあの図書館です。はい、ベタですみません。

蔦屋書店の経営母体であるカルチュアコンビニエンスクラブが指定管理会社となって、賛否両論有りつつも、いろいろと楽しい試みをやっている武雄図書館。

調べてみると、休日はマルシェやヨガなんかも開催しているみたいです。単なる図書館ではなく、人、もの、情報が集まる地域のカルチャーセンター的な役割を果たしているのね。

武雄市図書館

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デートで行きたくなる図書館って良いな。笑 

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